「落ち込め」なんて言ってない。
真実に耳を傾けろと言ってるんだ。
俺たちは脳の80%以上をもっとうまく活用できる。
脳は片隅で「もっとできるぞ!」と訴えているわけだから。
でもこの80%の活用には苦しみや痛み、失敗、失敗、失敗、自信喪失、暗闇があって、その先に、光がある。
しかし、この光にたどり着くには、いろんな壁を超える必要があって、そんなことは皆わかっている。
知っているんだ。
ああ、それを活用すればいいんだけど、暗闇を乗り越える必要もないこっち(今までと同じ楽な道)を選んでしまう。
20%から100%に行くまでの道のりは楽な道ではないんだ。
だから、結局ここに(楽な場所)居続ける。
皆「どうやってやるんですか?」って聞くけど、もう答えはすでに出ているんだ。
魔法でも何でもない。
この本にもそんな言葉はでてこない。
原始的なマインドセットの部分。
「ただやるのみ。」を説いているんだ。
呼吸と一緒さ。
呼吸は当たり前だから、そもそも気にしてない。
人生も同じように生きるんだ。
朝4時、5時に目覚ましが鳴った時、脳は「ノー」といってもこれが当たり前なんだとその声を無視する。
たどり着きたい場所に行くには、苦痛は避けられない。
物理的な痛みのことじゃない。
体を壊せと言ってるんじゃない。
嫌でも同じことを繰り返すメンタルの強さだ。
行きたい場所に行くには、やりたいことをする時間よりもやりたくないことをする時間の方が多くなるもんだ。
それが当たり前だと思うことだ。
そしたら呼吸と一緒さ。
何度も繰り返せば、呼吸と同じように自然とできるようになる。
このライフスタイルは苦しいかもしれないけど、向こう側に行くにはやるしかない。
それを本気で求めたとき、本当の挑戦を挑むようになるんだ。
*デイビッド・ゴギンズ*
・ウルトラマラソンやトライアスロン等のレースを計60回以上完走。
・過去には米国海軍シールズに所属
・一度は米軍に入隊するものの水に対する恐怖心を理由に挫折。
・最低賃金の仕事に就き、暴飲暴食の日々を送り、体重も130kgになり、再度米軍の入隊を決意する。
・そこで死者が出るほど過酷と言われている海軍特殊部隊ネイビーシールズの5日間のプログラム「ヘル・ウィーク」を終了するだけでなく、米国レンジャー学校、空軍戦術航空管制訓練を終了した歴史上唯一の兵士となる。
・イラク戦争を経験した後、戦死者の家族を支える非営利団体に募金を募るための活動に尽力していることが話題となり、世界中から注目を浴びている。